バーボンって聞いたことあるけど、ウイスキーなの?という方から
最近ウイスキーにハマり始めたから、バーボンも飲んでみたいという方向けに
初心者におすすめのバーボンをまとめました。
Contents
バーボンって何?他のウイスキーとの違いは?
まず、バーボンについて解説。
バーボンは、アメリカで作られるアメリカンウイスキーの種類の1つです。
アメリカンウイスキーは、世界5大ウイスキーの1つで、世界中で消費されているウイスキーです。
その中でもバーボンは、アメリカンウイスキー消費の大部分を占めています。
バーボンは、原料の51%以上80%未満に
トウモロコシ/ライ麦/小麦/大麦を使い、内側を焦がした樽で熟成されたウイスキーです。
主にケンタッキー州を中心に生産されています。
一方、他のウイスキーであるスコッチは、二条大麦の麦芽が原料で、スコットランドで生産されたウイスキー。
バーボンもスコッチも製造方法が法律で厳格に決められており、勝手に名乗ることはできません。
バーボンってどういう意味?バーボンの名前の由来
バーボンの名前の由来は、アメリカのケンタッキー州バーボン郡で生まれたことに由来。
バーボン(Bourbon)は、フランス語読みでは「ブルボン」で
アメリカの独立戦争をフランスが支援したことに感謝し、当時のルイ王朝ブルボン家の
名前を地名としたことから、バーボン郡と付けられました。
現在は、バーボン郡で作られているウイスキーはないのですが
多くのバーボンウイスキーは今なお、ケンタッキー州で作られています。
それでは、バーボンの解説が終わったところで、ボトルの紹介に進みたいと思います。
初心者にまず飲んでもらいたいおすすめのバーボンはこちら
代表的な5つのバーボンです。
ワイルドターキー
ワイルドターキーは、1940年代当時の社長が七面鳥ハンティング仲間に、バーボンを振る舞ったところ好評を博したことから、七面鳥にちなんで「ワイルドターキー」と名付けられたと言われます。
他のバーボンと比べ、低めの温度で蒸留されるため、原酒に近い豊かな風味とコクの強さが特徴です。
アイゼンハワー大統領をはじめ、アメリカの歴代大統領に愛飲されました。
◎HIDEOUT CLUBアプリユーザーの感想
wild turkeyはいわゆるバーボン樽の香り、風味が押しよせてきますがアルコールの刺激などは少なくロックで飲むと甘い香りが立ち非常に美味しいです。
メーカーズマーク
赤い封蝋がお洒落なメーカーズマーク。実はこの封蝋は1本1本手作業でやっています。そのため1本1本カタチが異なります。
キャッチコピーは「世界に一本しかない、あなた宛てのバーボン」。
メーカーズマークは、一般的なバーボンとは異なり、原料にライ麦ではなく冬小麦を使用。
独特の柔らかい口当たりが特徴となっています。
◎HIDEOUT CLUBアプリユーザーの感想
僕がウィスキーをウィスキーとして初めて飲んだお酒。 恐らく人生で1番飲んだ銘柄ではないでしょうか。今でも気楽にロック、ソーダ割りで楽しんでいます。
ブラントン
時間と手間を惜しまず費やされたバーボンです。
通常、バーボン造りでは味の均一化をはかるため、複数の樽から抽出された原酒をブレンドしますが
シングルバレルバーボンであるブラントンは、1つの樽からだけ抽出されます。
そのため、ボトルによって個体差がありますが、どれも力強い味わいです。
初心者の方にも一度は手にとっていただきたい1品。
◎HIDEOUT CLUBアプリユーザーの感想
初めて好きになったバーボンです。 バーボンらしい甘さがありつつ、力強さもあります。
I.W.ハーパー
I.W.ハーパーのI.W.は、創業者のアイザック・ウォルフの略で、ハーパーは親友のフランク・ハーパーから名前を取りました。
世界の博覧会で5つのゴールドメダルを受賞し、現在のボトルのラベルの中にも5つのメダルが描かれており、I.W.ハーパーブランドの礎となっています。
甘く、なめらかな味わいとなっており、水割りやハイボールとも相性のよい入門者に特に優しいウイスキーと言えそうです。
◎HIDEOUT CLUBアプリユーザーの感想
コクと奥行きがあり、なめらかな味わい
ジャックダニエル
ウイスキーは詳しくないけど、ジャックダニエルの名前は聞いたことがある!という方は多いのではないでしょうか?
ジャックダニエルはコンビニなどでも売っていることが多く、日本でも多くの流通量を誇ります。
法律的にはバーボンに区分けされますが、ジャックダニエルは自らを「テネシーウイスキー」と名乗っています。
その名前のとおり、テネシー州で生産されており、バニラやキャラメル、ハチミツのような味わいを楽しめます。
◎HIDEOUT CLUBアプリユーザーの感想
1番好きなウイスキー。 カツンとくる香りと、メープルの香りが最高。 後味もしつこくなく、加水にもそれなりの反応。 個人的にはストレートが最高に美味しい。
バーボンは、どうやって飲むのが美味しいのか
バーボンにも飲み方はいくつかあります。
好みの飲み方は人ぞれぞですが、まだ飲み方が定まっていない人のために美味しい飲み方を紹介します。
スタンダードにストレート
バーボンの味を楽しむには、まずはストレートで。
他のウイスキーと同様に度数の高いバーボンのストレートは、なかなか勇気もいるかと思いますが、お水を準備して1口か2口はストレートで飲んでみたいところです。
バーボンの甘みや独特の風味を体験してみてください。お気に入りのバーボンを見つけるのに最適な飲み方です。
味の変化を楽しむロック
バーボンをロックは、味の変化を楽しめる飲み方です。
飲み始めはストレートに近く、だんだんと氷が溶けていき水と融合していきます。
ただし、ウイスキーが冷たくなると香りがすこし弱くなります。
香りは注いだ瞬間にフワっとした匂いを堪能しつつ、溶けた水によって変化していく味を楽しみましょう。
シュワシュワ刺激と一緒に楽しむソーダ割り(ハイボール)
バーボンの香りを楽しみながら、炭酸の刺激を楽しめるソーダ割り。
炭酸がバーボンの芳醇な香りを押し上げてくれ、炭酸の刺激と香りを口の中でミックスしながら楽しむことができるでしょう。
※ハイボールについてはこの記事が詳しいです。
そもそもハイボールって何?炭酸水だけじゃない簡単なハイボールの割り方7選
ちなみに、ハイボールは蒸留酒を炭酸飲料で割るカクテルの総称で、必ずしもウイスキーを指すものではないのですが、昨今はウイスキーを炭酸水で割ったものをハイボールと呼ぶことが一般的になってきました。
クセの強いバーボンのハイボールは、クセの強い肉料理にも負けない美味しい体験を提供してくれるはずです。
魔法の味を楽しむカクテル
Photo by NEWYORK.COM
実はカクテルのベースにもよく使われているバーボン。
バーボンの持つ甘みが、フルーツの風味とうまくマッチし、美味しいカクテルが出来上がります。
有名なカクテルでは「ニューヨーク」でしょうか。
バーボンに、ライムとシロップ、砂糖を組み合わせ、ニューヨークの日の出を彷彿させる
鮮やかな色のカクテルです。
スッキリと切れ味があり、それでいて甘みも感じさせてくれるカクテルです。
ぜひ一度お試しください。
ウイスキー初心者のためのバーボン入門のまとめ
バーボンにも様々なブランドがありますが、今回紹介したバーボンは、とくにメジャーなバーボンです。
可能であれば、いくつかのグラスにそれぞれ別のバーボンを入れて
飲み比べてみることが一番のオススメな飲み方です。
ストレートで比べてみると、味がぜんぜん違うことが分かるでしょう。
もちろん、ストレートだけでなく、自分の好みの飲み方を見つけて楽しむことが一番です。
ぜひ色々なバーボンと飲み方にチャレンジしてみてくださいね。