【ウェルカムドリンク対応BAR訪問記 #1】赤坂にいるスコットランド通のマスターがいざなう ウイスキーの奥深い世界

飲み会を終えて居酒屋を出たとき。大事な接待を終えて一息つきたいとき。思索にふけりたいとき。今夜の自分時間の供となる1杯、どこで過ごそうか。

止まり木となる場所に迷ったとき、HIDEOUT CLUBアプリが道標になる。アプリを起動させれば自分のいる周辺のバーがすぐに検索できるのだ。どこにいようと飲みたい呑助にとって、これほどの強力なコンパスを使わない手はない。さっそく未知のバーを探索してみよう。

第1回「Bar Virgo」(赤坂)

東京メトロ赤坂見附の駅を降りて徒歩3分ほど。一ツ木通りに出てすぐのビルの2階にひっそり佇む「Bar Virgo」。ドアにはHIDEOUT CLUBのアプリ対応のステッカーも貼ってある。(編集部注:ステッカーの貼っていないBARもございます。)

おお、ここだここだ。「えいっ」と扉を開けてみる。

「いらっしゃいませ」

よく通る声のマスターが迎えてくれる。カウンターのみ9席のこじんまりしたバーだ。腰掛けるなり、店内のインテリアとバックバーに目を凝らす。が、それもほどほどに、すぐにマスターとアイコンタクト。HIDEOUT CLUBアプリのプレミアム会員専用ドリンクパスポートのおかげで、初訪問のバーでも悩まずサクッと注文できるのはありがたい。スマホ画面に映ったドリンクパスポートをマスターに見せ、ウェルカムドリンク=最初の1杯を注文すれば、素敵な夜の始まりだ。

「Bar Virgo」のウェルカムドリンクは、「ブルイックラディ スコティッシュバーレイ」。なんでもマスターがいちばん愛するウイスキーなのだとか。1杯目をいただきつつ、マスターとさっそくお酒談義に。

「ウイスキーは人それぞれ好みが違って当然。飲み方だってストレートでもロックでも、お好きなように飲めばいいんですよ」

そういって笑うのはマスターの倉持修さん。ウェルカムドリンクがアイラのシングルモルトだからモルトバーのように見受けられるが、実はカクテルもOKだ。独立前から倉持さんを知る常連客は、マティーニをオーダーすることが多いという。

「果物を使った本格的なカクテルを出すミクソロジーバーや、ラム専門、テキーラ専門など、最近は専門性のあるバーが多くなりましたね。うちは150種類以上のモルトを含む、250種類以上のウイスキーを置いていますが、コレクターではありません。あくまでお客さんに楽しんでもらうために揃えています」

倉持さんは現在の地で1996年に「Bar Virgo」をオープンさせた。開業から20年超、赤坂という土地柄、客はさぞ社用族が多いのかと思いきや、

「うちは昔から一人で来られるお客さんが多いんですよ。しかもできれば“ほかの人に教えたくない”といわれ続けています(笑)。昔は地図も電話番号も伏せていたのですが、最近はお客様が検索でいらっしゃれるように、連絡先は公にしています」

それもこれも日本のウイスキー市場がもっと大きくなってほしい、愛好家の数を増やしたいという純粋な思いゆえ。若い人、とりわけ20代、30代の若い飲み手がもっと増えてほしいとHIDEOUT CLUBの提携バーに加わった。

「アジアでいえば台湾は今ウイスキー熱が上がっていますね。消費される量だけ見れば韓国、それに中国が大きく、これらの国はスコットランドからマーケットとして見られています。その中で日本はどうでしょう。ちょっとお酒離れが心配ですね。特に若い人に、ウイスキーを好きなように楽しんでもらいたいですよね。そのために盛り上げていかないと」

「好きなように」と繰り返し、目をキラリとさせた倉持さん。やれストレートだ、テイスティングだと理屈を繰り出すだけがウイスキーのたしなみ方ではない。その人がいちばん美味しいと思う飲み方で楽しむのがイチバンなのだ。穏やかながらもウイスキーのこととなると口調が自然と熱を帯びる。自分の営むバーのことでなく、大局観でお酒を語るところに、その矜持を垣間見る思いだ。

さてと。ブルイックラディが1杯目だったから、今日はこのままアイラ路線で行こうかな。バックバーに鎮座するシングルモルトに身を乗り出す。

バックバーにはたくさんのキルホーマン。どれにしようか。倉持さんの解説を聞いた後、結局定番の「サナイグ」を選択。ストレートでください。

店内カウンターの隅には、倉持さんがスコットランドの蒸留所に行った際の電子アルバムが。キルホーマン蒸留所の映像もありますよ、と蒸留所の職人がボトリング作業している様子を映した貴重な動画をタブレット端末で見せてくれた倉持さん。

なんでも倉持さんはブルイックラディ蒸留所に4回、スコットランドには10回も足を運んでいるとか。それも倉持さん自らツアーを組み、希望する客を連れていくというから筋金入りだ。今年もどの蒸留所を訪問するのか、すでに決めてあるとか。

蒸留所、果てはスコットランドの魅力についておしゃべりするうち、あっという間に2杯目も空に。夜も更けてきた。定番のアードベッグ10年のオン・ザ・ロックで締めることにしよう。

それにしても。グラスの氷を指で撫でながら思う。初めて訪れたのに、まるで昔から知っていたかのような懐かしさ。お酒という共通言語を抜きにしても、この雰囲気はすべてのバーが持ちうるものではない。

穏やかで、でも静かすぎず、それでいてお酒とじっくり向き合える。一人で心静かに過ごせる止まり木。赤坂の真ん中の隠れ家で、男も女もしばし羽を休め、明日に飛び立っていく。

本日、飲んだお酒

ブルイックラディ スコティッシュバーレイ(ウェルカムドリンク)
キルホーマン サナイグ
アードベッグ10年
計4,396円

本日のお店

BAR Virgo(バー ヴァーゴ)
東京都港区赤坂4-2-3 ディアシティ赤坂一ツ木館207 [地図]
TEL:03-3532-2085
営業時間:月~金 18:00~1:00 土 18:00~0:00

ウェルカムドリンクとは?

月額1500円のHIDEOUT CLUBプレミアム会員にだけ毎日1杯無料サービスしてもらえる機能。
HIDEOUT CLUBスタッフに厳選された東京都内のBAR107店舗で利用することが出来ます。

詳しい説明は以下の記事から。
対応BAR100店突破!HIDEOUT CLUBプレミアム会員限定ドリンクパスポートの使い方をご紹介!
 https://mg.hideoutclub.jp/2515