大人なら押さえておきたい目的別のウイスキーの飲み方8種

ウイスキーには、飲み方がいくつかあります。
それがまたウイスキーの楽しさでもあり、難しく感じさせる所以でもあります。

ウイスキーの飲み方は代表的なもので8種類あります。

・ストレート
・ハイボール
・トワイスアップ
・オンザロック
・ハーフロック
・水割り
・ミスト
・ホットウイスキー

もちろん、どういう飲み方が一番美味しいと感じるかは人ぞれぞれで、正解などはありません。
今回は「飲み方が分からない」「自分なりの飲み方は決まっていない」という方向けに、”こんな時は、この飲み方”というカタチで紹介するので、色々な飲み方にチャレンジしてみてください。

ウイスキーの本来の味を楽しむためには、ストレート

ストレートウイスキー-HIDEOUTCLUB

グラスにウイスキーをそのまま注いで飲む飲み方です。
ウイスキーの本来の味わいを直接感じることが出来ます。

      ◎ストレートの準備の仕方

 

      1. グラスに30ml〜40ml注ぎます。

 

    2. 体内のアルコールを薄めるためのチェイサー(水またはソーダ)をコップ1杯用意。

ストレートを注文するときは、ぜひチェイサーも一緒に。
チェイサーは、体内のアルコールを薄めて、過度に酔っ払うのを防止する役目を持ちます。
大抵のお店では水が出てくることが多いですが、たまに炭酸水や他の飲み物が出るお店もあります。
ウイスキーは、最低でも40度のアルコール度数がありますので、交互に飲むぐらいが丁度よいです。

もしチェイサーがお酒と一緒に出てこなかったら、直接お店の人に頼みましょう。
飲みなれていない人は、アルコール度数が40度と聞くとビックリしてしまうと思いますが
ぜひ一度はチャレンジしてもらいたい飲み方です。

もし一口飲んで、キツイと思ったら、遠慮なくバーテンダーにハイボールや水割りにして作り直してもらいましょう。
問題なく対応してくれるはずです。

最初の1杯にハイボール(ソーダ割り)

ハイボール-HIDEOUTCLUB

今や多くのお店で楽しむことができるようになったハイボール。
食前、食中、食後とどのタイミングでも楽しむことができる味わい方です。

      ◎ハイボールの作り方

 

      1. 冷やしたグラスに氷を目一杯入れます。

 

      2. ウイスキーを適量(30ml〜40ml)注ぎ、しっかりかき混ぜます。

 

      3. 冷えたソーダ水を、ウイスキー1に対して、3の割合で注ぎます。

 

    4. 炭酸が逃げないようマドラーを縦に1回まぜて出来上がりです。

実は炭酸は、胃を刺激して胃液を分泌する作用があり、食欲増進効果を持っています。
例えばスパークリングワインも、食前酒として飲むことが多いと思いますが、これも食欲増進効果を狙った食前酒として出されています。
ハイボールも、グラス1杯程度なら食前酒として、料理を美味しく食べる準備に適した飲み物となります。

また食後の、口の中をさっぱりさせたい、リセットしたい、といった欲求にも答えてくれるのもハイボールです。
炭酸の心地よい刺激が、口の中の油分などを流し込んでくれ、スッキリと食事を終えることが出来るでしょう。

もちろん、食欲増進や口の中をさっぱりさせたいという欲求は、食中にも出てくるでしょう。
食事の最中にもハイボールは期待に応えてくれるはずです。

食事前や食中、食後などのあらゆるシチュエーションで万能な飲み方がハイボールです。
家での食事前後や、BARの1杯目にはハイボールを試してみましょう。

本格的にテイスティングをするにはトワイスアップ

実はウイスキーの香りと味を楽しむには最良の方法とも言われており、プロのブレンダーもトワイスアップで香りを確かめていたりします。
温度は、常温にするとより香りが開きます。

      ◎トワイスアップの作り方

 

      1. グラスにウイスキーを30ml〜40ml注ぎます。

 

    2. ウイスキーと同量の天然水を常温で注ぎます。

通常はウイスキーと水を1対1の割合で割りますが、アルコール度数に合わせて、水の比率を変えて調整していってもよいでしょう。
アルコール40%のウイスキーを1対1で割ることで、20%の度数に下がります。40%以上の度数のウイスキーは、水の量を増やすことで20%に近づけます。
そうすると、ウイスキーに溶け込んでいる様々な芳香成分が分かりやすい状態になります。
アルコールの刺激を求めている方には、物足りないかもしれませんが、加水をすることで開いていく香りの変遷は楽しめるはずです。

ぜひテイスティングにチャレンジしてみましょう。

氷とグラスが奏でる雰囲気を楽しむオンザロック

ウイスキーのロック

ひと口飲むたびに、軽やかな音を奏でるオンザロック。
映画やドラマでもウイスキーの飲み方はロックが多いですね。

琥珀色のウィスキーの中に氷が浮かび、その氷が放つ光は角度によってさまざまに反射します。
薄暗いBARで飲むと非常にお洒落です。

      ◎オンザロックの作り方

 

      1. ロックグラスに大きめの氷を1つ入れます。市販のロック用の氷が望ましいです。

 

    2. ウイスキーを30ml〜60ml注ぎ、マドラーで軽く混ぜます。

オンザロックは、氷が少しずつ溶けてウイスキー混ざり、よりまろやかになり口当たりをよくしてくれます。
時間とともに味と香りが変化していく飲み方です。
氷の冷たさが、ウイスキーの香りの広がりを抑制してしまうため、ウイスキー自体を楽しむことを
メインにするというよりは、カッコイイ気分でウイスキーを飲みたい、という場面でオンザロックを楽しみましょう。

初心者が新しい飲み方に挑戦したいときにハーフロック

ウイスキーのハーフロック

ウイスキーの香りと味をマイルドに引き出すハーフロック。
ロックグラスに氷を入れて、ウイスキーと水やソーダを1対1で割るため、ロックと水割りまたはハイボールの中間の飲み方。

      ◎ハーフロックの作り方

 

      1. グラスに大きめの氷を入れます。

 

      2. ウイスキーを30ml〜40ml入れて、マドラーで混ぜてしっかり冷やします。

 

    3. ウイスキーと同量の天然水を注ぎ、マドラーで軽く混ぜます。

ウイスキーのガツンとした味わいと、ハイボールの爽快感の両方を味わいたい方におすすめの飲み方です。
アルコールに強くなかったり、ウイスキー初心者の方は試してみるとよさそうです。

クセを減らして、料理に合わせる水割り

日本独自の飲み方である水割りは、ウイスキー1に対してミネラルウォーターを2か2.5。
水により、ウイスキーに含まれるアルコールの刺激が少なくなり、非常に飲みやすくなります。

      ◎水割りの作り方

 

      1. グラスに氷をたくさん入れて、グラスを冷やします。

 

      2. ウイスキーを30ml〜40ml注ぎ、マドラーで混ぜて冷やします。

 

      3. 減った氷を足します。

 

    4. 天然水を、ウイスキー1に対して2か2.5注ぎ、マドラーで混ぜます。

料理と一緒に、ウイスキーを楽しみたいけどウイスキーの個性が料理を負かしてしまう場合に、水割りで楽しんでみることも一興。
水割りは元々、アルコールの刺激に弱い日本人に合わせて水割りが生み出されたとも言われていますが、その背景にはメーカーの営業努力があったことは欠かせません。
かつての日本人の晩酌は、ビールか日本酒と相場が決まっており、ピートの強いウイスキーと合う和食も少ないことから、国産ウイスキーメーカーは苦戦を強いられていました。
そこでメーカーは、水で割ることでピートを抑え口当たりをマイルドにして、和食にも合うということをアピールして、晩酌市場に食い込んでいったと言われています。

もちろん、海外でも水をウイスキーに加水する文化はありますが、香りや味の変化を楽しむためのテイスティング用の加水であって、ウイスキーをぐびっと飲むための加水ではありません。

これらのことからも、ウイスキー本来の味や香りを楽しむという意味では、水割りは適しているとは言い難いですが、メーカーの市場拡大のドラマに想いを馳せながら、水割りを傾けてみるのも良さそうです。
なお、バーテンダーが作る水割りは、素人と違って本当に美味しい水割りを作ってくれることが多いので、一度は試してみても良いかもしれませんね。

見た目も涼しい、冷涼感たっぷりのミスト

クラッシュアイスをロックグラスに入れて、ウイスキーを入れます。
ロックグラスの外面に水滴が広がり、霧のように見えるためミストと呼ばれています。

      ◎ミストの作り方

 

      1. ロックグラスにクラッシュドアイスを目一杯入れます。

 

      2. ウイスキーを30ml〜40ml注ぎます。

 

    3. レモンピールを絞り、グラスの中に落とします。

ウイスキーもグラスも冷えて、体も冷えてくるため夏に楽しみたい飲み方です。
個性の強いシングルモルトウイスキーよりは、穏やかな味わいのブレンデッドモルトの方が合いそうです。

カクテルのミントジュレップなども、ミストで作ることも多いです。
暑い夏をさっぱりさせたい時に、おすすめです。

アウトドアなどで冷えた体を暖めるホットウイスキー

あたたかいグラスから柔らかに香るウイスキーのおいしさを楽しめます。
紅茶を飲むようにホットウイスキーを飲んでもよさそうです。

      ◎ホットウイスキーの作り方

 

      1. ウイスキーをグラスの3分の1から4分の1ほど注ぎます。

 

    2. ウイスキー1に対して、2か3となるお湯を加えて混ぜると出来上がりです。

お湯は80℃ぐらいで、レモンや小量の蜂蜜を加えるとホットトディーと呼び、朝ドラ「マッサン」でも風邪薬の代用品としても描かれていました。
実際、スコットランドでは、鼻水/のどの痛み/発熱/発熱からくる筋肉痛に効くと言われ、寝る前に飲む人も多いそうです。

このように、ホットウイスキーはトッピングによって様々な味わいを堪能できます。
他にもシナモンやジャム、ハーブ系などで試してみても美味しいホットウイスキーを楽しめそうです。

以上、ウイスキーの代表的な飲み方でした。
他にもたくさんの飲み方がありますので、積極的に試してみてください。